こんにちは。
本日はこちらのWebサイトにお越しいただき、ありがとうございます。
このブログは生成AIの魅力にどハマりして、毎日のように生成AIを触っているアラフィフの私が、ChatGPTって何がいいのかわからないという友人に面白さや今後の可能性を伝えたいと思って立ち上げました。
ChatGPTの発表から1年半弱。話題になったものの、使えない、間違っているなどのネガティブな意見が多かったため、企業や政府への爆発的な普及とまでは至りませんでした。とはいえ、約半年後の2024年夏頃から大手企業を中心に導入が進み、今は企業だけではなく、自治体、教育現場と各地で使用されています。
この記事では、2024年3月時点で調べた活用事例を紹介しています。
企業での活用事例
引用元:宣伝会議AdovrTimes
生成AIからのアドバイスを活用しユニークなCMを企画(サントリー)
生成AIを企画に活用したwebCM、「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」を公開。
このCMはChatGPTを使う中で偶然生まれたという「AI部長」が制作の総指揮をとったとのこと。キャストの起用などもAIがアドバイス。
生成AIを活用した広告制作(コカ・コーラ)
誰でもAI画像生成ツール「Create Real Magic」を使ってクリスマスカードが作れるWebサイトを公開。渋谷のスクランブル交差点の屋外広告の制作にも使用。
生成AIを活用し商品開発の強化(アサヒビール)
マイクロソフトが提供する生成AIを用いた社内情報検索システムを導入。社内に点在している技術情報を集約・整理し、効率的に取得しやすくすることで、グループの知見を生かした商品開発の強化や業務効率化を目指す。
ソフトウェア開発に生成AI(LINEヤフー)
LINEヤフーの全エンジニア約7,000名を対象にAIペアプログラマー「GitHub Copilot for Business」の導入を開始。
→テスト導入の結果、1人あたりの1日のコーディング時間が約1~2時間削減。
製造現場の改善を実現(旭鉄工)
入力方法のばらつきなども生成AIで吸収し、ChatGPTに自然言語で質問するだけで、上位概念も含めた最適な改善事例を回答できるようにした。
生成AIの利活用を進めるために、「Generative AIセンター」を新設(日立製作所)
生成AIに対する知見を持つスペシャリストを集めることで、生成AIの社内外での利活用を推進。
自治体での活用事例
引用元:PR TIMES
AIとLINEを活用した「日英対応ごみ分別案内サービス」(別府市)
市内には約3,000人の留学生が勉学に励む国際交流都市でもあり、留学生が安心して生活できるよう、様々な取り組みが行われている。既存のLINEのゴミ分別案内サービスにAIを活用することで、尋ねられた言葉のゆらぎに対応することができるようにした。
保育所への入所選考(さいたま市)
入所選考にかかる時間を数十分に短縮でき、保護者への決定通知を1週間ほど前倒しすることにも成功
介護サービス計画作成(愛知県豊橋市)
改善効果の見られたケアプランをAIに学習させ、そのデータをもとにAIがケアプランを作成。
高齢者の孤立解消などを目的に生成AIを活用(大阪府)
大阪府は「チャットGPT」を活用し、シバイヌのキャラクター「大ちゃん」と会話できる無料のサービスを始めた。役立つ情報を提供しつつ、関西弁の軽妙な掛け合いもこなす。高齢者対策の一助となるか注目されている。
出典:LINE公式アカウント「おおさか楽(らく)なび」について
教育現場での活用事例
生成AIを使って学習中の疑問を解消する(ベネッセ)
24時間いつでも質問できるようになる。
サービスを利用する際は、事前に保護者の同意が必要。
英作文の添削に生成AIを導入予定(東進ハイスクール)
過去5年分の入試問題データをAI解析(家庭教師のトライ)
医療現場での活用事例
医療AIは主に以下のような場面で活躍しています。
- データ分析
- 病気の診断
- 治療計画の提案
- 患者のケア
- 患者のモニタリング
その他の活用事例
動画を参考に料理ができるAIロボットを開発(ケンブリッジ大学)
英ケンブリッジ大学の研究チームは、ロボットに動画を見せて、料理の作り方を学習させることに成功。
姿勢の歪みを発見するAI(Posen)
AI骨格分析システム「Posen(ポーズン)」は、現代人が抱える頭痛、肩こり、腰痛、不眠など身体の悩みを引き起こしている身体の歪みを、姿勢分析や可動域分析によって可視化できるシステム。
AI面接(ユニクロ、良品生活、GEヘルスケアが採用)
就職の採用面接で活躍。AIが面接官を担う採用の方法。 人間が応募者に直接質問することはなく、AIからの質問に回答するだけで面接が完結。 AIは回答内容や表情、声などを解析して適性を評価するため、応募者は気を抜けない。
社員のAIクローンに給与支給開始(オルツ)
全社員が自分自身のBRAIN(以下、クローン)を生成した上で、クローンが働いた分の給与も社員に支給する。
まとめ
ここにあげたのは私が見つけてきた活用事例の一部です。2024年が終わる頃には、さらに斬新な活用方法が生み出されていると思います。
企業だけでなく、私たちの生活に身近な自治体においても、業務効率化・行政サービスの質向上に向けた生成AIの活用が広がってきていました。とはいえ、活用する自治体が増えた反面、導入したもの上手く使えていない自治体もまだ多いようです。
次回は、生成AIのリスクについて投稿します。