こんにちは。
本日はこちらのWebサイトにお越しいただき、ありがとうございます。
こちらのブログは、生成AIの世界にハマっている私が、生成AIは自分とは関係ないと思っている友人に、生成AIのあれこれをわかりやすく面白さを伝えるために立ち上げました。
誰もがスマホを使うように、誰もが生成AIを使う時代が来ます。このブログで、人より先に生活に取り入れましょう!
この投稿では、情報の進みが早くて追いつけないと言われている、生成AIについて、そもそもの原点である「AIの60年の歴史」と「2023年のAIの動き」を調べました。AI革命が起こったというこの1年、実際には何が起こったのかを一緒に振り返ってみましょう。
- 生成AIに興味を持ち始めた。
- 生成AIの豆知識を増やしたい。
- 生成AIの歴史を知りたい。
- 生成AIについて、人より詳しくなりたい。
AIの歴史の始まり
参照元:チャエンさんのXポストより抜粋
1940年代〜:ChatGPTはここから始まった
AIの概念は1943年に心理学者のウォルター・ピッツ氏が、人間の神経細胞の働きをコンピュータで再現する機械学習「ニューラルネットワーク※」というアイデアを提唱したところから始まりました。
ニューラルネットワークとは:人間の脳の仕組みを模倣したアルゴリズムで、データから特徴を学び、それを使って分類や予測を行います。
例えば、人間が何かを見たり聞いたりしてそれが何かを判断するとき、形や色、匂いなどの情報を使って脳内でデータを比較して答えを出します。同じように、ニューラルネットワークはデータを与えることで、そのデータが何であるかを判断し、答えを出すことができます。
1950年代後半〜1970年代:第1次AIブーム
「AI」という名称が生まれたのは1953年に科学者たちが集まって開催されたワークショップ「ダートマス会議」からです。この会議で、「人工知能(AI)」という言葉が誕生しています。
第1次AIブームの終焉〜最初の冬の時代〜
ただ、この時代のAIは、ルールとゴールが明確に定まっている場合にのみ適用できるものでした。しかし世の中にはルールとゴールが定まっていない事象が多くあったため、実用化には至りませんでした。
1980年代〜1990年代:第3次AIブーム
この時代、家庭にもコンピューターが普及。
また、第一次AIブームで登場した特定分野の知識を取り込んでAI推論を進める多数の「エキスパートシステム※」が実用化されました。
エキスパートシステムとは:コンピュータープログラムの一種で、特定の分野で人間の専門家のような判断を行うことができるシステムです。
例えば、医療の分野では、医療の専門家が持つ知識や経験をプログラムに組み込むことでで、エキスパートシステムは医師のように症状や検査結果を分析し、病気や治療法に関する意見や提案を行います。
第2次AIブームの終〜またまた冬の時代〜
当時のコンピュータには必要な情報を収集、蓄積する能力がなかったため、専門的な知識だけでなく一般常識のようなデータも手作業で登録する必要がありました。
使いこなすためにかかる労力と比較すると得られる成果は少なかったため、第2次AIブームは終焉となりました。
2000年代~現在:第3次AIブーム
第3次AIブームは、新しい技術や考え方が注目されている時期です。その中でも、「ディープランキング」と「ビッグデータ」という2つのキーワードが、このブームの鍵です。ディープラーニングの技術革新とビッグデータの利用によって加速されたと言われています。
1. ディープランキング
ディープラーニングは大量のデータから自動的に特徴を抽出し、それに基づいて判断・予測することができます。画像認識や自然言語処理など、さまざまな分野で高い性能を発揮しています。
2. ビッグデータ
近年、SNSの普及やIoT機器の増加により、膨大な量のデータが生み出されるようになりました。従来のデータ処理技術では処理しきれないほど膨大な量の情報のことを指します。
ビックデータには、主に「量」、「速度」、「種類」という3つの主要な特徴があります。
- 量(Volume):ビッグデータの「量」とは、そのデータが非常に大きいということです。
- 速度(Velocity):「速度」とは、データがどれだけ早く生成され、どれだけ迅速に処理される必要があるかということを表します。
- 種類(Variety):ビッグデータにはいろいろな形のデータが含まれています。いくつかのデータはきれいに整理されている「構造化データ」、ほとんど整理されていない「非構造化データ」、そしてその中間の「半構造化データ」があります。例えば、構造化データは表の形で整理されている情報のことで、非構造化データは写真や動画のようなものです。
第4次AIブーム(←今ここ)
AIに詳しい東京大学の松尾豊教授は「AIブームはもはや第4次に入った」と指摘。今後、AIの冬の時代はなくなり、増殖的にAIが進化し始めているとのこと。
第3次の終わりなのか、第4次の始まりなのかの境目ははっきりしていないようですが。どちらにしても、今まで専門の研究者達だけが使用してきた生成AIの技術を、一般の主婦でもある私でも利用できるようになった、この変化は「まさに今、歴史が変わった」と言えるのではないでしょうか。
松尾教授によると、第2次から第3次の間などのの冬の時代は、AIという言葉だけでもタブーであったというほどだったそうです。そのような時代でも諦めず必ずAIの時代がくると信じていた研究者の方々には脱帽です。
今後は冬の時代は来ないのではないかとのこと。今はまさに第4次ブームの始め。人よりも先んじて、先駆者として行動することは、新しいチャンスや機会を探求する上で大きなメリットがある!と思いませんか。
次は加速した2022年から2023年の私が勝手に選んだ生成AIの動きを振り返ります。
生成AIブームの始まり
2022年11月 〜ChatGPTって何?〜
米OpenAI社がChatGPT3.5を発表
爆発的に生成AIの話題が増えたきっかけは、2022年11月のChatGPTの発表でした。リリースからわずか5日間で100万人を記録。Instagramが2ヶ月半、Twitterは2年かかっていることからすると、圧倒的な速さです。
実は、画像生成の発表の方が先
2022年7月にMidjourney(ミッドジャーニー)」、同年8月には「Stable Diffusion(ステイブル・ディフュージョン)が先行して発表されていました。
2023年2月〜Microsoft 頑張る〜
MicrosoftがAI機能を、検索エンジンBingに組み込むことを発表
Microsoftは2023年2月7日、米OpenAIが開発した次世代の大規模言語モデルを搭載したAI機能(ChatGPT)を、検索エンジンBingに組み込むことを発表。
「AI を搭載した新たな Microsoft Bing と Edge が検索を再発明 ― ウェブの副操縦士」
2023年3月〜一夜にして世界が変わった〜
有料版「ChatGPT Plus」が登場
大規模言語モデルが「GPT-4」にアップデートされたことで、回答の精度が劇的に上がり、生成AIに革命が起こったという人も多かったようです。
ChatGPTにプラグイン機能が追加
プラグインの追加により、Web検索ができるようになりました。ある一定時期までの情報しか学習していないChatGPTが、最新のWeb情報を入手できるようになったということです。
新しいサービスの発表
- LINEでChatGPTが使える「AIチャットくん」
- Microsoftが「Microsoft365 Copilot」を発表
- Googleが「Bard」を発表
- Adobeが画像生成AIサービス「Firefly(ファイアフライ)」を発表
2022年3月は「一夜にして世界が変わった」と言われています。
2023年4月〜新しい仕事 プロンプトエンジニア〜
米Microsoftが画像生成ツール「Image Creator」の提供を開始
米Microsoft(マイクロソフト)がWebブラウザ「Edge」上で使える画像生成ツール「Image Creator(イメージクリエイター)」の提供を開始しました。OpenAI社の画像生成モデル「DALL・E2」を活用しています。(※ DALL(ダリ)の技術もオープンソースです。)
AI時代の新しい仕事「プロンプトエンジニア」
AIについて、どういう聞き方をすれば精度の高い答えを引き出せるかを研究するのがプロンプトエンジニアです。
プロンプトをつかなくても使用可能ですが、より精度が高い回答を求めるときにはプロンプトを使うこと方が推奨されています。プロンプトの場合は、改良点が明確になるため、早い段階で、精度の高い回答に辿り着くことができます。
2023年5月〜ChatGPTがアプリになった〜
iOS版ChatGPTアプリのリリースなど
スマホでChatGPTが使えるようになったので、使う人のハードルが下がりました。Androidユーザーはちょっと待ちぼうけ。
そのほか
- Googleが音楽生成AI「MusicLM」を発表
- 「食べログ」の空席情報がChatGPTと連携
- ChatGPT4.0が日本の医師国家試験で合格ライン越え
- 政府の「AI戦略チーム」会合で、デジタル庁、経済産業省、農林水産省が、生成AIを機密情報を扱わない範囲での業務利用を計画していると発表
2023年6月〜AI美女の世界が広がる〜
ブラック・ジャック新作、AIとクリエーターの共創で制作
手塚プロや研究者が約200話の手塚作品を文字化して分析し、「らしさ」の法則性を導き出す。 それを元に作ったプロンプト(指示)をテキスト生成AIに入力し、大まかな内容のプロットを作成。
AI美女の進化。人間と区別がつかないと話題に
AI美女だけでなく、実在の人物とも区別つかないフェイク画像についての議論が増えてきました。
東京都が対話型AI「ChatGPT」を都の全ての局の業務に導入
結局…東京都 生成AI導入も 利用する職員 対象の1割にとどまる。(2023.12)
行政サービスの質を向上させようと、ことし夏に生成AIを導入した東京都では、「何に使っていいかわからない」などの理由から利用する職員が対象の1割にとどまっている…。
サービスを導入しても、使い方まで伝えないとツールは結局ツールということです。今は専門家を入れて教育しているそうです。
生成AIが日本の司法試験で合格水準を達成
孫さんが言っていましたね。医師にも弁護士にもなれる生成AI。天才。
2023年7月〜生成AIは良くない〜
Open AI社 訴えられる。
「子どもを含む数億人のインターネット利用者から盗んだ個人情報を利用している」と指摘。この頃から訴訟が増えてきたようです。
その後、ChatGPT PlusのWebブラウジング機能を一時的に停止。ネット情報を見に行けないので、最新の情報が学習済みの2021年9月までになってしまったということです。
「ChatGPT」が川柳の選者として採用された。
青森市の川柳結社「おかじょうき川柳社」が主催する「川柳ステーション2023」で、対話型AI「ChatGPT」が特別選の選者として採用された。
ChatGPTは日常会話でなじみのない言葉や句の中の1字空きも認識するなど、人間と遜色ない能力を発揮したとのことですが、実際の情緒とかの表現について理解しているかは不明とのこと。この辺りは現在のAIの限界を感じるところです。
2023年8月〜日本は遅れている〜
Photoshop、生成AIの新機能「生成拡張」を搭載。
フリー画像だと、サイズが合わなくて惜しい!というものが多いので便利だなと感動しました。ただ、同色の空などを伸ばすのは簡単ですが、背景が多いものを伸ばすなどはまだまだ精度が低いので、使い分けが必要です。
日米の就労者の導入割合は日本10.9%。アメリカは25.9%
セキュリティの問題など、デメリット部分が浮き彫りになっていて便利さが浸透してなかったことも原因だったのかと。私もこの頃は生成AIはあまり使っていませんでした。
出典元:データサイエンスト協会「一般ビジネスパーソン調査の日米比較」2023年8月より
2023年9月〜ChatGPTに目と耳がついた!〜
ブログサイトのnoteが、見出し画像を『Adobe Express』でAI生成できる機能追加
私も最近ブログのバナーはChatGPTを使って作っています。画像を探すより、イメージに合う画像を作れるので便利です!
この記事もTOPバナーはChatGPT作成で作成しています。
GoogleはBardにAIからの回答の真偽を確認することができる機能を追加
生成AIは嘘をつくという概念に真っ向から立ち向かう機能ですね。私Google Bard(今はGemini)を使ったことなかったのでこの機能は知らなかったです。
OpenAIは、文章から画像を生成するAI「DALL・E 3」を発表
ChatGPTに目と耳がついた!ChatGPTが再び飛躍的に伸びるきっかけになったようです。
Amazonは、音声アシスタント「Alexa」に生成AIを導入することを発表
うちのAlexaは2018年購入。うちのAlexaもなかなか便利だけど、もっと優秀なAlexaになるってことかな。
出典元:Youtube:Amazon Alexatチャンネルより
2023年10月〜無料の画像生成AI〜
Microsoftは「Bingチャット」と「Bing Image Creator」に「DALL・E3」導入
BingはChatGPT4.0を無料で使える生成AI。これに画像生成のDALL・E3が導入されたということ。回数制限はあったり、商用に使えない問題はあるけど、無料で使えるというのは画期的。久しぶりにMicrosoft大人気です。
しかし、その回答にマルウェアへのリンクが含まれている可能性が指摘されている。
その他
- Midjourney、AIアートの高解像度化機能を追加。印刷できる画像を作成できることになったということ。(デザイナーには驚異・・・)
- 伊藤園、「おーいお茶」CMにAIタレントが登場
- 2024年新入社員研修にChatGPTを取り入れる企業が増加。ChatGPTを使うことが当たり前になる時代への布石かな。年配者達も取り残されないようにしなくては!
出典元:ねとらぼ
まとめ
だいぶ抜粋して載せていたのですが、長くなったので、記念すべきChatGPT発表から1年の2023年10月までの動きまでとしました。
先に書きましたが、私は2022年11月に使い始めて早々に離脱しています。今回、この記事を書くために、あらためて調べましたが、こんなに色々な変化があったことに驚きました。
リアルに生成AIを使っていた人のワクワク感を感じるような投稿も多かったです。(今はもう古い技術になっていることも多いのですが・・・早すぎる)
続きは、次の投稿でまとめます。良かったらまたみにきてください。