前回の記事にて、Midjourney(ミッドジャーニー)の「登録方法から最初の画像を生成してみる」までを紹介しました。
Midjourneyは、1ヶ月たった、$10(年間払いなら$8)日本円で約1500円で、信じられないくらいのクオリティの画像を生成してくれる魔法のような画像生成AIツールです。
でも、初心者には画面がわかりづらく、ChatGPTに比べると少しハードルが高めです。実際に私も最初につまづいたのが画面の見方。覚えてしまえば簡単ですが、最初だけとっつきにくいです。
そこで、この記事では、「画面の見方・ボタンの使い方」を私が生成した画像つきで、徹底解説します。
- Midjourneyを登録したけど、「画面の見方」がわからない。
- Midjourneyを早く使いこなしたい。
実際の作業で悩んだ時に、目次から検索できるようになっています。(ブックマークして使ってもらえたら嬉しいです)。
また、見本の元画像のプロンプトも記載してあるので、実際に画面を触りながら学ぶことができます。
めちゃくちゃ長いですが、この記事の作業を全部終えたら、画面の見方は完璧なので、楽しみながら根気よく頑張ってください!
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最初に出てくるボタンの説明
Midjourney(ミッドジャーニー)のボタンは2段階に渡って表示されます。まずは、最初に出てくるボタンの説明をします。
(準備)Midjourneyにログインし、生成するためのチャンネルに入る
【アプリ版の場合】Discordアプリを立ち上げて、Midjourneyのマークをクリックして、Midjourneyのサーバーを立ち上げます。
【WEb版の場合】Midjourneyを立ち上げて、Join the Beta をクリック。画像生成用チャンネルに参加します。
DiscordのMidjourneyサーバーに参加すると、サイドバーにいくつかのチャンネルが表示されます。まず初めは、「newbie-xxx」といったラベルが付いたチャンネルを探して選択して中に入ります。
(基本のコマンド)画像生成コマンド[/imagine]で画像を生成する
新しい画像を作成するためには、/imagine(イマジン)と入力します。
今回は続けて「かわいい犬」a cute dog と入力します。
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※最初だけ利用規約を聞いてくることがありますが、その時は「Accept Tos」をクリックしてください。
最初に表示される画像の説明
Midjourneyは一度に4枚の画像が生成されます。
それぞれ左上から番号がつけられています。(画面には書いてないです)
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画像をクリックすると「ブラウザで開く」とコマンドが出てきます。クリックすることで、細部まで確認することができます。

「U1〜U4」の説明 「Upscale(拡大)」
拡大を意味するこのボタンをクリックすると、気に入った画像を指定して拡大することができます。番号は上の画像の番号と一致します。(この画像の場合はU1が柴犬の子犬)
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「V1〜V4」の説明 「Variants(バリエーション)」
このボタンは気に入った画像を変化(Variants)させたものを4種類生成するボタンです。
V⚪︎ボタンをクリックすると、最初の画像を基にして、バリエーション画像が4枚生成されます。(この画像の場合は柴犬の模様が少し違って生成されました。)
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「青いボタン」の説明 「Refresh(リフレッシュ)」
このボタンをクリックすると、同じプロンプトの新しい画像が4つ生成されます。
生成された画像、全て気に入らない場合などは、このボタンをクリックして再度生成します。
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a cute dog な別の犬たちが生成されました。

画像を加工するためのボタンの説明
次に2段階目に出てくるボタンを説明します。こちらでは、生成された画像を少しづつ加工することができます。
このボタンは、先ほど紹介した「U1〜U4」を行った後に表示されます。
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Upscale(Subtle, Creative)
Upscaleはさらに解像度+細かい部分のディティールを引き上げるボタンです。
- Upscale(Subtle)は、緻密で繊細なアップスケール。
- Upscale(Creative)では、画像の一部を新たな要素で描き直しつつのアップスケール。
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Vary(Subtle, Strong)
Vary(Subtle)とVary(Strong)はこの画像を元に変化した画像を4枚新たに出力してくれます。
- Subtleは少しの変化
- Strongは強い変化

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Vary(Region)選択した範囲のみ再生成ができる機能
(元画像)

【手順】

- 🖌️Vary(Region)をクリック。
- エディターの左下にあるフリーハンドまたは長方形の選択ツールを選択します。
(長方形ツールで冠を選択)
※左上隅にある「元に戻す」ボタンを使用して複数の手順を元に戻すことができます。
下記の画像のように、冠の種類が変わりました。

Zoom Out(2x・1.5x・Custom Zoom)
画像を拡張することができるボタンを説明します。

このボタンを使うと、画像を拡張することができます。元々の画像を保持しつつ、写っていない部分も保管した画像が4枚生成されます。
(元画像)

Zoom out 2xお城が小さく、遠くに見えます。

Zoom out 1.5x 先ほどよりは、少しお城が近くになりました。

Custom Zoomは1〜2の間の好きな倍率に調整できます。

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1.2倍にしましたが、あまり差がわからないですね(笑)
Make Square
縦長または横長の画像を拡張しながら正方形にしてくれる機能です。
💡 元々正方形の画像では表示されません

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押した矢印の方向に画像を拡張
先ほどの王冠を被った猫の画像を元画像として説明します。
⬅️左矢印(左側が拡張された)

➡️左矢印(右側が拡張された)

⬆️上矢印(上が拡張された)

⬇️下矢印(下が拡張された)

拡張機能ですが、画像を後から拡張すると、拡張部分が不自然な生成になることも。最初から予定していたサイズで作成する方がおすすめです。
ただ、何も指示をしないと正方形で出力されてしまいますので、別投稿で説明するパラメーターを使って、あらかじめサイズを指定します。
❤️ Favorite機能&Web
ハートマークのFavoriteを選択すると、画像にタグをつけてMidjourney Webサイトで簡単に見つけられるようになります。Webを選択するとMidjourney.comのギャラリーで画像を開けます。
画像の保存方法
1.名前をつけて保存
- 保存したい画像をU1〜U4のどれかで指定してアップスケール
- 「ブラウザで開く」を押します。
- 右クリックで「名前をつけて画像を保存」
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2.ドラックしてフォルダに保存
- 保存したい画像をクリック
- 「ブラウザで開く」になったら、画像を触って少し動かすと「+」が出ます
- そのまま、保存したい場所(デスクトップなど)までドロップして離す
3. 全部の画像を保存
Midjourneyの場合は4枚の画像が同時に生成されます。4枚全部を保存したいときに便利な技がこちら。
- 画像の右にあるリアクションボタンをクリック
- 検索窓に:envelope:と入力(すでに表示されていたらこの過程は必要ないです)
- 手紙のマークが出てきたら、手紙マークをクリック
- MidjourneyからDMが送られてくるので開くと4枚バラバラになった形で開くことができるので、そのまま上記、1か2の方法で保存。
Midjourneyの画像のサイズは大きいため、そのままブログなどに使うと表示が遅くなるなどの問題が起きるため、リサイズ(サイズを縮小する)ことをおすすめします。
私はこちらを使っています。
自分の画像の探し方
ところで、画像生成をしていると、他の方もどんどん作成しているため、自分で作った画像がどこかにいってしまうことありませんか?
画像がどこかにいってしまった時は、こちらで探してください。
- 画面右上のボックスマークをクリック
- メンションタブをクリック
- ジャンプで画像に飛べます
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まとめ
Midjourneyのボタンについては、ここにあるので全部です。これらは、頻繁に使うことで簡単に覚えられます。ぜひ、楽しみながら覚えてください!
これからも一緒に学んでいきましょう♪