生成AIとは

【ネタバレ要約】SoftBankWorld2023で孫正義氏が警鐘!10年後のAIの未来

こんにちは。

本日はこちらのWebサイトにお越しいただき、ありがとうございます。

このブログは生成AIの魅力にどハマりして、毎日のように生成AIを触っている私が、ChatGPT(チャットGPT)って何がいいのかわからないという友人に面白さ今後の可能性を伝えたいと思って立ち上げました。

突然ですが、

  • あなたは電気は爆発すると否定しますか?
  • 車は事故を起こすからと否定しますか?

しないですよね。
否定した国は・・・今どうなってますか?

  • 生成AIは怖いものですか?
  • 怪しいものですか?

「なんとなく怪しいかも」と思ったあなた。

10年後は電気や車を否定した国の住人と同じ状態になりますよ。

これは、2023年10月のソフトバンググループの講演会で孫正義氏が講演した一部です。

私がこの動画の存在を知ったのは2024年2月。

たった4ヶ月間に、GoogleはGemini(ジェミニ)を、ChatGPTはGPTsという機能を追加、そしてこの3月にはChatGPT4を超えるというClaude3が登場。Suno.AIという音楽を生成するAIも発表されて、動画生成のクオリティも向上…その間、たった4ヶ月です。

そして、孫さんは、10年後は金魚と人間ほどの差が出てしまう。と明言しました。

この投稿では、孫正義氏の動画を見ていない方に動画の内容を要約してお伝えします。

  • 大事なことは2つ
  • 日本の過去の失敗
  • 今、生成AIを学ばないとどうなるのか
私の要約より、動画で臨場感を味わいたい方はこちらからどうぞ(笑)

引用元:SoftBank World 2023 孫 正義 特別講演 ソフトバンク公式 ビジネスチャンネル

大事なことは2つのスライドだけ

「今日はちょっとだけ面白い話をします。このスピーチには2ページだけ大事なページがある。そのうちの一つがこの金魚の絵。」

つかみが完璧です。AIの話なのになんで金魚?
案の定、この動画を紹介しているネット記事は、「孫正義、金魚」で検索されるほどに「金魚」インパクト大です。さすが孫さん。スピーチの王道ですね。

なんだろう金魚って…と思いながら話が進みます。

次のスライドは、知能と生成AIについて。

知能の強さ「ニューロンの数x学習」で決まるとのこと。

ニューロン(neuron)とは、生物の脳を構成する神経細胞。情報の伝達と処理に特化している細胞です。この細胞、かつては老化と共に減ると言われていましたが、現在では運動によって増えると言われています。

生成AIも全く同じ。

「ニューロンがAIにおけるハードウェア、学習がソフトウェア」この二つが重要で、AIの強さは「ハードウェア(チップ)の強さXAIのトレーニング」で決まると説明。

ここで会場に「AGI」という言葉は知っているか?と投げかけました。知っていた人は数人だったようです。

孫さんはここで煽ります。

「やばい」「日本はやばい」「自分はやばい」

私やばい人だ・・・

「AGI」は「Artificial General Intelligence(汎用性人工知能)」の略。人間ができるあらゆる知的作業を、理解し実行することができる。現状のAIでは一部の作業については請け負えているが、今後あらゆる分野で人間よりも優れた対応ができるようになったものがAGIだそうです。

非常に高い知能を持っており、汎用性が高く、「人間に近い思考回路や感情を持つAI」です。

現時点ではまだ達成していません。が、孫さんは10年後には  AGIを達成する人間よりも優れた回答を出せると断言したのです。

10年後…!この断言は衝撃でした。この言葉が今の私を突き動かしてます。

ここでまた、孫さんは会場に尋ねます。

ChatGPT(チャットGPT)を使っていますか?

先ほどの AGIよりは多かったようですが、この現状に孫さんはまたも煽りました。

「電気や自動車を否定するようなもの。こんなにテレビにも雑誌にも出ているのにChatGPTを使っていない人、人生を悔い改めた方がいい。ただで使えるもの(実際には有料ですが)に手をつけてなくて、そんな人生観でいいんですか?ハルシネーション、セキュリティ危険とか言っている人、あとで歴史があなたを否定します。」

ハルシネーションとは、チャットAIなどが、もっともらしい誤情報(=事実とは異なる内容や、文脈と無関係な内容)を生成することを指す。

「現在、人類は地球上の頂点にいる。優れた叡智を持っている。しかし10年以内に、AGIは賢くなる。人類の1/10のニューロン数と言われている猿との差が、人類対AGIの差になる」と断言。

現状のAIの進化の紹介

ここからは、AIの進化について幾つか紹介が続きます。

生成AIは

  • 医学試験にも合格し、司法試験にも合格した。
  • 英語、フランス語・・・多種多様な言語に精通する。
  • 近年、画像認識も向上。自転車の画像を解析し、調整方法を回答させる。
  • マニュアルを学習し、自動車の故障を直す。

生成AIはプログラミングしているのではなく、子供がものごとを体験して学習するように、生成AIも学習し賢くなるのだそうです。

また、インターネットはすごいと言われても、主力の市場は広告業と小売業。AGIはありとあらゆる産業に影響を与えると前置きした上で、 AGIの発達後の世界を紹介。

  • 自動運転となり、事故が起きない世界、より安全、より早く物が運べる時代
  • 結果、流通が改善し、ジャストインタイムとなる。
  • 生産現場ではスマートロボットが活躍する。
  • カスタマーセンターは個々に寄り添った個別のカスタマーサービスを充実させられる。
  • 金融に関しては、AGIに投資の相談をする。
  • 医療現場では、個人の遺伝子を解析し的確な治療ができるようになる。

ジャストインタイムとは、必要なものを、必要な時に、必要な量を生産することで、在庫を徹底的に減らして効率化すること。

スマートロボット:人工知能(AI)やセンサー技術を搭載し、自律的に行動したり、人間の指示に従ったりする機械です。

生成AIが発達することで、人間の仕事はなくなると言われています。確かに、今ある仕事はなくなるかもしれないです。でも、想像する余裕ができ、タスクをこなす以外の時間が生み出されるのであれば、良い世界だなと思います。

日本における、過去の反省と今後への鼓舞

ここで孫さんはインターネット社会に置いて、いかに日本が遅れたかを指摘。

1989年、世界の時価総額ランキングに置いて日本企業はTOP10中8社を占めていました。その後インターネットが普及された結果、今はTOP10に日本企業がいません。ほぼ全てがGAFA(ガーファ)に代表されるアメリカのIT企業に埋め尽くされてしまいました。

引用:東京新聞Web 2023年5月26日投稿より

さらに、2023年10月の時点でのChatGPTの利用率についても、アメリカ企業は51%に対し、日本企業はなんと7%。すでにこんなに差をつけられているにも関わらず、日本企業では、業務でAI活用を禁止する企業もあることに言及。

私が所属している会社のセキュリティはChatGPTもBing AIも使えません。今すぐ、会社の上層部の方々に、この動画を見てただきたいものです。

結論、金魚の絵について

孫さんは続けます。

20年後は AGIではなくASIの世界となる。

ASIとは:AGIがさらに進化したものです。 ASIは、人間の知能を超えたレベルの知能を持つ人工知能。人間よりもすぐれた能力。

「今日重要な2ページと申し上げた。10年以内にAGIが実現し、さらに次の10年後はどうなるのか?次の10年には、その10倍ではなく1万倍くらいになる(と考えている)」

1万倍の差とは、猿対人間ではなく、金魚のニューロン対人間の差。

今、生成 AGIを拒否するということは、20年後には金魚と人間の差がつけられてしまうのですと結論づけます。

人類の進化は願望にあり、強い願望があるかどうかが大事。AGIを活用して、最強のパートナーとして進化を遂げる

活用するか、取り残されるか

若い人よ目覚めよ

物理的に年をとっても心が若い人たち目覚めよ

途中、ソフトバンク社会社全体や孫さん自身の生成AIへの取り組みなどの部分は割愛しましたが、おおまかな講演の内容は上記となります。

まとめ

いかがでしょう?私が、こんなにも「生成AI大事!」というブログを書いている意味、わかってもらえましたでしょうか。

孫さんの動画が起爆剤となり、私はかなり焦りました。2022年11月、ChatGPT発表直後にインストールしたのに触らなかったなんて、なんてもったいない1年を過ごしてしまったんだろうと。

皆さんは、このブログを読んで焦りませんでしたか?

今私は、生成AIを使い少しづつ業務を効率化し、YouTubeやInstagramで新しく学びながら画像を生成するなど、心躍る毎日を過ごしています。

私と一緒に生成AIの世界を楽しんで、20年後も人間でいましょう!

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