Midjourney

【初心者向け】Midjourney パラメーター徹底解説 –sref を利用して同じテイストの画像を作成する

この記事では、Midjourney(ミッドジャーニー)の中では、–crefと同様、比較的新しいパラメーターStyle Reference [–sref]ついて、初心者向けにわかりやすく説明します。

このパラメーターを使うと、好みの画像と似たような雰囲気の画像を生成することができます。
こんな人に読んでほしい記事です
  • 同じスタイルや雰囲気の画像を生成したい。
  • 好きな画風に似た画像を生成したい。

【設定する方法】–sref

効果 画像の画風を継続
使用可能バージョン –niji 6  –v6
入力例 –sref [URL1] [URL2] [URL3]
※スペースの後は参照とする画像のURL。
※URLは複数設定可能。

(参考)Midjourneyのパラメーターについて

引用:Midjourney公式ページより

Midjourneyのプロンプトは3つの構造に分かれています。
この記事で説明する「Parameters(パラメーター)」は、上記の図のオレンジ部分についてです。

  • パラメータ画像の生成方法を変更します。アスペクト比(サイズのこと)、モデル(バージョン、アニメ風など)、アップスケーラー(拡大)などを変更できます。
  • パラメータはプロンプトの最後に記述されます。
  • パラメーターは複数記載することができます。
  • 「二重ハイフンパラメーター」で記載します。

Macの場合は「二重ハイフン」で記載しても全角ダッシュに自動的に変換されることがあります。

書き方例

/imagine prompt:1 girl ,smile, long hair –sref URL URL URL 

パラメーターの使い方

やり方1:既存の絵柄を元に作成する方法

1. 画像をアップスケール

女の子のイラストを準備しました。
画風を寄せたいので、架空の妖精っぽいイメージを誇張して作成。

a girl with soft twin-tails wearing a fairy-like pink dress niji 6

その画像を右クリックして「リンクコピー」を選択。
https://s.mj.run/9M0Mqk6gon4というURLが取得できました。
※URLは一時的なものなので、いずれ削除されます。

プロンプトの “a girl” 部分だけ残して作成

書き方例

/imagine prompt: a girl –sref https://s.mj.run/9M0Mqk6gon4

髪型や洋服のプロンプト部分は削除しているので、画風はそのままに、妖精っぽさはなくなり、現在風の女の子に変わりました。

性別を変更して生成

書き方例

/imagine prompt: a boy –sref https://s.mj.run/9M0Mqk6gon4

男の子にはなりましたが、元々の画風を残しているのでかなり中性的なイメージの男の子になりました。

やり方2:アップロードした画像を元に作成する方法

Midjourneyに画像をアップロードする方法

コマンド/describe を入力。imageでファイルをアップロードします。

右クリックでURLを入手します。

少女&コペンハーゲンのお皿で生成

書き方例

/imagine prompt:a girl –sref https://s.mj.run/8MwHRTrirfA
 (※URLは先ほど取得したもの)

洋服やバンダナなどにコペンハーゲンのイメージが反映されました。

やり方3:複数枚の画像を参考に作成する

ミニキャラ&レトロ調のイラストをミックスして生成

/imagine prompt: https://s.mj.run/I9BQn8TJOro ::2 https://s.mj.run/5EK1NUNJ1jM ::3 –niji 6 –s 750

ミニキャラとレトロ調の割合を::2  ::3で調整

ミニキャラ風ですが、レトロ調の割合が強いため、画風と表情はレトロ調の女の子に寄りました。

–sw を利用して強度を調整する

効果 –sref の強度を調整する
使用可能バージョン –sw 0 –sw 1000
デフォルト –sw 100
入力例 –sref [URL1] [URL2] [URL3] –sw 500
※srefと一緒に使う

先ほどのコペンハーゲンのお皿の画像を –sw 500 で再生成してみました。

a girl –sref https://s.mj.run/8MwHRTrirfA –sw 500 –niji 6 –s 750

元々のお皿の要素がかなり強くなったため、もはや皿?のような画像も。

(おまけ)イラストにしたらかわいくできたので、こちらも載せておきます。

まとめ

このパラメーターを使うと、自分の好きな画風を見つけてきてMIXすることで、プロンプトで指示するより簡単に好きな画風の作品を作ることができます

ただ、この生成方法は有名絵師さん達の画風もまた、簡単に模倣できてしまうという問題を抱えています。

著作権侵害になる可能性もあるので、個人で楽しむ以外は注意が必要です。

Midjourney公式発表の全パラメーターをまとめました。他のパラメータについて知りたい場合はこちらを参考にして下さい。

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